日産自動車の中国合弁会社の東風汽車有限公司(東風日産)は、5か年中期経営計画で2012年までに新型車を乗用車で10車種以上、小型商用車で5車種以上投入することを掲げた。
中国での東風日産の販売台数は急成長を遂げており、2007年には61万台の販売台数を達成した。新しい中期経営計画では、2012年までに販売台数100万台以上、売上高1000億人民元を目指している。
これを達成するため、東風日産は2012年までに日産ブランドで新型乗用車を10車種以上、日産および東風両ブランドで新型小型商用車(LCV)を5車種以上投入する予定だ。
また、乗用車とLCVの販売ネットワークを拡大する。2012年までに、乗用車ディーラーの店舗数を2007年の300店から420店に増やし、LCVディーラーの店舗数を2007年の420店から630店に、大型・中型商用車(H&MCV)の店舗数を2007年の250店から380店まで増やす予定だ。
また、成長戦略として、新興市場での商用車への需要に応えるため、海外事業を強化する。
LCV、H&MCVの総販売台数における輸出台数比率は2007年が5%だったが、これを倍増にあたる10%以上にまで拡大する。この目標達成のため、車種数、輸出先も増加する。