日産自動車のカルロス・ゴーン社長は13日の決算発表の席上、インドのバジャージ社およびルノーと合弁で事業を進める超低価格車(グローバル・エントリー・カー)について、「バジャージ社のエンジニアが開発する。われわれのエンジニアは投入しない」と述べ、開発の主体は同社に委ねる方針を示した。
ゴーン社長は2500ドルは目標とするコストであり、販売価格は3000ドル程度になると説明した。開発手法については「率直にどうやるのか分からない。インドのエンジニアや工場、創造力が必要になる」と語った。
ただ、「タタモータースができるならわれわれもできる」とし、「バジャージ社は利益率なども高く、信頼している」と述べた。2011年からインド市場に投入するとともに、可能であれば他の新興市場国に輸出する計画も表明した。