トヨタ自動車は、20日開幕した北京モーターショーで、トヨタとレクサスの両ブランドから、合計50台の市販車・参考出品車を出展した。出展車両数、展示面積とも、中国では過去最大となる。
市販車では、今年5月末から広州で新たに生産を開始する『ヤリス』(中国名『雅力士』)をはじめ、今年から販売開始した新型『ヴィオス』やレクサスブランドのSUVの『LX570』など、急速に多様化する中国の顧客ニーズに対応、小型車からSUVまでの幅広いラインナップを出展。
参考出品車ではコンセプトカーの『iQ』、『i-REAL』など、中国では過去最多となる7台を出展、うち6台は中国初出展で、将来の環境やエネルギーの多様化に対応するトヨタの取り組み姿勢をアピール。
また、「環境・安全」展示コーナーを設け、先進的な環境・安全技術を紹介する。環境コーナーでは、『プリウス』や『LS600h』のカットボディなどを展示し、安全コーナーでは、一昨年から中国に導入された新しい安全基準C-NCAPで5ツ星評価を獲得した『クラウン』と『カムリ』の、衝突安全ボディなどを展示する。