三洋電機は、新開発「X-Y」マイクを搭載し、世界最長の電池駆動&世界初microSD対応のリニアPCMレコーダー新機種『ICR-PS1000M』を4月下旬から発売すると発表した。
X-Y型の指向性ステレオマイクは、左右の音を広範囲にカバーしながら、正面の音を左右両マイクが同じ位相と感度で捉えるため、中抜けすることなく自然なステレオイメージでの集音が可能になる。
新型リニアPCMレコーダーは、こうした特性を持つX-Y型ステレオマイクの性能を限界まで引き出すため、内側に隠すのではなく、あえて外側に突き出す状態で搭載した。さらに、マイクメーカーとの共同開発により、各部品の素材選びから見直し、取り付け位置の最適化など数々の検証の結果、高い集音性とクリアな音質を実現する大口径・高感度のX-Yマイクを完成した。
また、高音質&省電力LSIの「ディプリエンジン」を進化させ、ハードワイヤードアーキテクチャを駆使した新開発のLSI「ディプリエンジンII」を搭載することで、単3形アルカリ電池1本で世界最長の約50時間連続電池駆動を実現した。消費電流の大きいリニアPCM録音時でも約22時間30分の連続電池駆動が可能。再生時もパワフルで、ステレオMP3再生時で約54時間、リニアPCM再生時で約24時間30分の長時間電池駆動を実現した。
このほか、携帯電話への搭載で急速に普及している超小型サイズのmicroSDカードに対応した。長時間録音を可能にするmicroSDHC規格にも対応している。
価格はオープン価格。