気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年3月25日付
●公示価格都心部伸び鈍化、サブプライムで、外資引き揚げ(読売・1面)
●ガソリンすぐには下がりません、全石連がポスター(読売・10面)
●中小労組の春闘「トヨタ頼み」脱却できず(読売・15面)
●後部座席ベルトご用心、窒息の恐れ、チャイルドシート固定機能原因6月着用義務化(読売・38面)
●道路財源支出先、新たに20法人職員旅行(読売・39面)
●与野党なお平行線、道路財源、民主、協議拒否を通告(朝日・4面)
●暫定税率期限切れ目前、暮らし混乱必至(毎日・3面)
●日産が顧客対応センター新設(毎日・10面)
●主張:暫定税率、緊急避難もやむを得ない(産経・2面)
●プリウスかジャガーか、英、公用車で閣内不一致(東京・8面)
●「東京海上」に一本化、「ミレアHD」浸透せず(東京・9面)
●新日鉄、海外初の高炉、ブラジルで5000億円超 現地大手と合弁、欧米輸出拠点に(日経・1面)
●三井物産、カタールで大型発電(日経・1面)
●衆院議長が打開要請、暫定税率で与野党(日経・1面)
ひとくちコメント
新日鉄が総額5000億 - 6000億円を投じ、ブラジルに大型製鉄所を建設する方向で最終調整に入ったという。きょうの日経が1面トップ記事で報じている。
それによると、現地鉄鋼大手ウジミナスとの合弁生産で、新日鉄が過半を出資して主導権を握る見通しで、2011年にも稼働する計画だ。日本の鉄鋼大手が海外で鉄鉱石から粗鋼を生産する高炉方式の大型製鉄所を持つのは初めてのケースという。
また、きょうの日経の準トップは、三井物産が中東カタールで大型発電・造水事業に乗り出す記事を掲載。こちらの総事業費は4000億円超で、日本企業による海外発電事業としては最大級だそうだ。
日銀が4月1日に発表する企業短期経済観測調査では「大幅に悪化」を予測しているが、きょうの日経の1面報道は、久々に景気のいい記事が取り上げられた。