獲得ポイントわずか1という屈辱の開幕戦から1週間、フェラーリのキミ・ライコネンが見事に強さを取り戻した。2番グリッドからスタートしたライコネンは最初のピットストップでフェリペ・マッサを逆転すると、その後は圧倒的なスピードでレースをコントロールした。
「フェリペと僕はほとんど同じスピードだった。彼が先にピットに入った後くらいに、僕のマシンがだいぶ良くなったんだ。インラップをかなり速く周回することができたおかげで、逆転することができたよ。その後もマシンはパーフェクトで後続を引き離すことができた。フェリペに何が起こったのかはよくわからないが、僕にとってイージーな展開だった」
「予選に関してはまだ課題が残っているが、僕の方が1ラップ長く走れることは分かっていたから、それほど気にしなかったよ。コース上に長く留まれば、その分彼を抜くチャンスは広がるからね」
「マシンは連日良い状態が続いているが、ニュータイヤからベストのパフォーマンスを引き出すのに苦労することがある。でも、とにかく勝てて良かったよ」とライコネンは語った。