| 1 | ロマンスカー、半世紀の歴史 | 
東京・新宿と箱根湯本を結ぶ小田急電鉄特急ロマンスカーに15日、新型車「MSE:マルチスーパーエクスプレス」(60000形)が登場する。特徴は歴代ロマンスカー同様に先頭車両のデザインと車体色にあり、とくにその色を“フェルメール・ブルー”と呼ぶ。
小田急では1957年の「SE:スーパーエクスプレス」を初代として、時代を代表するロマンスカーを投入、流線型先頭車両や先頭展望席は代々受け継がれ、車体色はバーミリオンオレンジが象徴だった。96年の「EXE:エクセレントエクスプレス」では通勤輸送を意識して展望席はなく、外観もベージュ系の車体色で単色基調の配色になった。
21世紀に入ってロマンスカーにはマイカーとの差別化が求められるようになり、ロマンスカーの利用促進や観光客数の底上げを狙ったのが2005年に登場した「VSE:ヴァレットスーパーエクスプレス」だ。艶やかなシルキーホワイトの塗装とスカートを備えた流れるような外観に、人々の熱い視線が注がれた。
VSEのデザインには外部デザイナーに依るところが大きい。VSEの開発では、パリのポンピドゥーセンターや関西空港のターミナルビル、フィアットのデザインも手がけた、建築家の岡部憲明氏(岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表)が起用された。
そして東京都心部・東部と小田急沿線との間の利便性拡大のために、8代目ロマンスカーとなるMSEが投入され、地下鉄の東京メトロ千代田線にも初めて乗り入れることになった。MSEのデザインはVSEに続いて岡部氏とそのチームによる。

 
    







 
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
          
 
           
           
           
           
           
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