さらに、荷室内に設けられたカーゴフィックスレール(4つの可倒式スライディングフック)とリヤサイドガラス下部の4つのアタッチメントからなるカーゴマネージメントシステムは、さまざまな用途に応じて用意されたホルダーとの組み合わせで、キャンプ用品やMTBなどの確実な積載を可能に。アウトドアユースに対する懐の深さは、紛れもないクロスカントリーモデルのそれである。
居住性も申し分ない。それもそのはずでXC70のベース、V70は先のフルモデルチェンジでプラットフォーム(自動車の土台)をボルボの最高峰モデルである『S80』と共用。つまりXC70も車格は1ランク以上アップしているのだ。
必然的にボディサイズは大きくなり、先代から全長にして80mmの延長は室内にもゆとりをもたらし、後席のレッグスペースは先代比で+48mmの拡大。荷室も定員乗車状態で長さで+12mm、容量は+60リットルの575リットルという大容量を達成。とりわけ後席で感じる居心地のよさは、入念な仕立てが施されたインテリアとも相まって、プレステージカーそのものといった雰囲気だ。
さらに、「あまりに自然で気が付かれないかもしれませんが……、空調も徹底的に追求し、緻密な制御技術によって前後席に乗られるすべてのパッセンジャーにつねに快適さを感じられる温度調節を行なっているのです」(ボルボ・カーズ・ジャパン マーケティング部 岡田勝也氏)。ワイルドなイメージとは対照的に、新型XC70の細部に渡る快適性へのこだわりは並のレベルでは収まらない。
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