気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年2月26日付
●道路財源1060万でCD制作、テーマ曲に人気歌手起用(読売・37面)
●手作り光岡、世界へ走る、富山の車メーカー(朝日・10面)
●日野自動車 社長に白井氏(朝日・11面)
●揮発油税余剰額、一般財源化徹底へ 政府・与党租特修正協議に軸足(毎日・1面)
●「ルパン3世」愛車、50年ぶり一新(毎日・8面)
●高級クーペA5 アウディが発売(毎日・8面)
●びわ湖毎日マラソン、「未来の電気カー」大会を導く(毎日・16面)
●自販連会長「19年度はプラス」期待(産経・10面)
●自賠責加入確認を、ベッキーさんPR(東京・8面)
●温室ガス国別目標、経団連前向き姿勢(東京・9面)
●事故予防技術量販車に搭載、国内各社低コスト化進める(日経・11面)
ひとくちコメント
日野自動車は近藤詔治社長が代表権のある会長に就き、白井芳夫副社長が社長に昇格する人事を固めたという。きょうの朝日が報じているが、昨年末には有力自動車専門紙も取り上げていた。
蛇川忠暉会長は退任、6月の株主総会後の取締役会で正式決定する予定。これで蛇川氏、近藤氏に続き、3代連続でトヨタ出身者が社長に就くことになる。朝日によると「経営トップの若返りにより、環境技術の強化や海外市場をにらんだ事業拡大を加速し競争力を強化する」と指摘しているが、新社長の課題は経営統合も含めたいすゞ自動車との提携強化とみられる。
白井氏は1948年5月生まれの59歳。北海道出身で北大大学院工学研究科修了後、73年トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)に入社。商品開発部門を中心に歩んできた技術畑のエキスパート。07年6月、トヨタの専務から日野自動車に転籍し副社長に就任、近藤社長の後任として本命視されていた。
これから春先にかけて本格的な人事の季節を迎えるが、“新聞辞令”も含めて今年ほど社長交代内定のタイミングが早いのも珍しい。