新明和工業は15日、型式指定を受けた自動車の完成検査の不備について、自主点検の対象となる車両の特定が完了したと発表した。
同社は型式指定を受けた小型ダンプトラックの完成検査に不備があったとして国土交通省に報告し、同省から自主点検の実施の指示を受けた。
これを受け、完成検査に不備があった2004年7月から2007年1月までに完成した車両2万4116台と、完成検査に不備がなかったことを確実に検証できなかった2007年2月から12月までに完成した車両5005台、計2万9121台から現在までに継続車検や持込車検を経ているものを除外して、自主点検を実施して車両の絞り込みを行った。
自主点検の対象となる車両の台数は8878台で、自主点検の対策費用は、直接の対策費用として約3億円を見込んでいる。