メルセデスベンツ日本は13日、トラクタ『ACTROS』のクラッチに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは1997年6月12日 - 2006年1月26日に輸入された3010台。
機械式自動変速トランスミッションのクラッチを作動させるクラッチ・レリーズベアリングのシールの耐久性が不十分なものや、ダイヤフラム・スプリングを接続するホルダ・リングの構造が不適切なものがあるため、早期に摩耗することがあり、変速操作ができなくなり、走行不能となるおそれがある。
全車両、レリーズベアリングまたはクラッチ一式を対策品と交換する。不具合件数は85件で、市場からの報告で発見した。事故は起きていない。