ヤマハ発動機は5日、2007年12月期の連結決算を発表した。その席上、梶川隆社長は米国での2輪事業について、「昨年後半から勢いがよくないので、減産をして調整してきたが、お金を使いすぎて採算面がかなり悪化した」と述べた。
サブプライムローン問題については、その影響が2輪事業に直接出たとは考えていないそうで、米国経済全体の冷え込み方が想定より進んだためとした。そして梶川社長は「今年後半には盛り返すと思うが、慎重に見極め、アジャストが必要ならやっていく」と付け加えた。
また、新興国への影響についても、個人的に心配しているそうで、「米国の様子を見ながらフレキシブルに対応していきたい」と強調した。