日産とルノー、モロッコで複合生産施設を設立へ

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ルノーと日産自動車はモロッコの首都ラバトで、同国政府とルノー社代表及びクリスチャン・エステーブ・ルノー・タンジール地中海プロジェクトエンタープライズ代表であるベルナール・レイ氏が、タンジールでの複合生産施設設立の体制などについての協定に調印したと発表。

同国のアッバス・エル・ファシ首相立会いの下おこなわれた調印により、ルノー・日産アライアンスはタンジール近郊に工場を建設する。これらの合意は2007年9月1日に同国のモハメッド6世国王が出席して、同国ジェットゥ首相(当時)とルノーと日産の両方の社長を務めるカルロス・ゴーン氏が工場を新設することに関する覚書に基づくもの。

ルノー・日産アライアンスは今年2月から工場の建設を着工する予定。

車両組立工場を含めたこの施設は、タンジール地中海特別経済特区内の300ヘクタールを持ち、タンジール地中海商港プラットフォームを使用する予定。

施設は2010年から年間20万台の生産能力で稼働開始し、将来的には年間40万台に生産能力を増強する見込みで、地中海地域におけるルノー・日産アライアンスの最大級の生産施設となる。投資額は6億ユーロ(約942億円)以上で、6000人の直接雇用、また3万人の間接雇用を生み出すとしている。

施設ではルノーの『ロガン』のプラットフォームを採用した競争力の高いモデルに加え、日産の次世代のLCV(小型商用車)も生産する。

《レスポンス編集部》

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