07年イタリア新車登録台数…ディーゼル車人気に陰り

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07年イタリア新車登録台数…ディーゼル車人気に陰り
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イタリア自動車工業会は2日、昨2007年の国内新車登録台数の暫定値を発表した。それによると、2007年の登録台数は249万570台で、前年比7.07%増となった。同会は、昨年施行された低公害車への買い替え奨励金政策によって、市場が活性化されたものと分析している。

国産車の登録は前年比9.2%増で、市場シェア31.4%を確保した。フィアットグループが経営再建の目安として掲げていた「国産車シェア30%確保」を、昨年に続き達成したことになる。

いっぽう、2006年に58.2%を記録した新車登録におけるディーゼル車比率は、昨年55.7%に低下した。これは、原油高騰でガソリンとディーゼルの燃料価格差が縮まったことと、低燃費の新型ガソリンエンジン車登場により、市場マインドが変化したためと筆者は分析する。

もうひとつ注目すべきは、トヨタ『ヤリス』(日本名『ヴィッツ』)の躍進である。2007年の車種別ランキングでは、7万3225台で4位となった。とくに最終月である12月には9054台を記録し、1万7225台のフィアット『プント』に次ぐ2位に浮上。3位のフィアット『パンダ』を1000台以上引き離した。ちなみに同じ12月には、トヨタの欧州における最廉価車『アイゴ』も9位に食い込んだ。

トヨタは近年イタリアで、若年層や女性を中心にユーザー層を広げてきた。迎え撃つフィアットグループとしては、経営危機の間に失った、そうした層に訴求できる商品が造れるかが今後の鍵となろう。
《大矢アキオ》

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