今回のマイナーチェンジで大きく変わったのは、エンジンを中心とした走りだ。『プレマシー』には2リットルと2.3リットルのふたつの排気量が設定されているが、まず2.3リットル車に組み合わされるトランスミッションを5速AT化。スムーズな加速と省燃費性能をさらに高めている。
そして2リットルに関しては、昨年1月に加わった直噴エンジンのDISIはすべてのグレードに設定済み。直噴でないタイプに関しては「今回、可変バルブタイミングのS-VTやエレキスロットルを新たに採用しました。またFF車はすべてでトランスミッションを5速AT化していますから、燃費もかなり向上しています」と主査の福永賢一氏が語るように、2リットルエンジン搭載グレードの充実には目を見張るばかり。
「2.3リットルモデルとの差が縮まってしまいましたね(笑)」(福永氏)というのだが、プレマシー全体の魅力が高まっているといったほうが正確かもしれない。
またリニアO2センサーの採用や触媒を早期活性化するためにマニホールド直下に置くなどして、すべてのグレードで、75%低減のSU-LEVに適合している。