マツダ『プレマシー』といえば、5ナンバーサイズで3列シートを備えるミニバンの先駆者的存在。日本のみならず、世界的なヒットを飛ばしており、2006年は10万台以上を販売。世界中で27もの賞を受けているという実力派だ。
現行モデルで2度目の改良が施され、今回の変更ポイントでは走りの部分にまでおよび、モデル全体の実力をさらに高めているという。
開発主査の福永賢一氏によれば、「まず欧州で人気なのはスライドドア。通常は現地だとバンのイメージがあるんですけど、あえて採用したところ、使い勝手のよさをわかってくれましたね。もちろんデザイン的にちゃんと成立しているっていうことはありますが」と、意外なところに人気の秘密があるようだ。
また「日本のミニバンというのは基本的に海外で販売することは考えていませんよね。このプレマシーは欧州に打って出て鍛えられて、さらに日本に帰ってくる。そんなイメージで進化させていますし、気は抜けませんよ」と、自信にあふれるコメント。
そのような追い風のなか、さらにすべてにおいて磨きをかけたといっていいのが、今回のマイナーチェンジである。