「今後、スバルが新興国で販売台数を伸ばすためには、『フォレスター』がカギになってくる」
富士重工業は25日、都内のホテルで新型スバル『フォレスター』の発表会を行い、森郁夫社長はこう述べた。
森社長によると、フォレスターは米国で“お買い物車”として女性に人気があるとのことだ。後部ドアを開けて、スーパーマーケットで買った膨大な荷物を積むことができ、取り回しがいいと評価されている。そのため、森社長も「一定の販売が見込める」と期待を寄せる。
そしてもう一つ、森社長が注目しているのが新興国である。というのもロシアや中国でもっとも販売を伸ばしているのがフォレスターだからだ。特にロシアではスバル車の販売が200%を超える伸びを見せている。それだけに、森社長が「新興国での販売のカギを握るクルマ」と言うのもうなずける。