【新聞ウォッチ】三菱自動車元部長らに有罪、タイヤ脱落事故判決

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2007年12月14日付

●原油高騰続けば「ガソリン170円に」新日本石油・渡会長インタビュー(読売・10面)

●三菱自元幹部2人有罪、品質管理の放棄指弾(読売・11面)

●後継者選び混迷も、スズキ、小野氏死去(朝日・13面)

●NHK会長再任せず 後任20年ぶり外部か(朝日・38面)

●与党税制改正大綱 バイオ燃料混ぜれば ガソリン税軽減(毎日・11面)

●ガソリン値下げ争点化 民主「暫定税率」引き下げ確認(産経・5面)

●二輪車生産 ブラジルで3割増強 ホンダ、年200万台に拡大(日経・13面)

●クルマ生活 痛い出費 ガソリンに加え、冬タイヤ値上げ(日経・35面)

ひとくちコメント

三菱自動車(現在は三菱ふそうトラック・バスに分社)製トレーラーのタイヤが脱落し母子3人が死傷した事故で、横浜地裁は、業務上過失致死傷罪に問われた元市場品質部長と元同部グループ長の両被告にいずれも禁固1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。きょうの各紙が1面、社会面で大きく報じている。

裁判長は「リコールなどの改善措置を取らず、欠陥を放置し、事故を引き起こした結果は重大」と述べたという。ただ、この判決に遺族側は「軽すぎて不服」と心情を語っているが、製造欠陥をめぐり、メーカー側の刑事責任を認定されるのは異例。審理中の元社長らの経営責任を問う今後の裁判にも影響を与えそうだ。

《福田俊之》

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