ポルシェAGは、フロントスポイラーリップと固定式リアウイング付きの新しいエンジンフードで構成される『911ターボクーペ』専用のエアロキットを開発したと発表した。
特徴的なフロントリップとリアスポイラーが、従来のターボルックをさらにダイナミックな表情に変えるとしている。ヴァイザッハのポルシェ開発センターの担当エンジニアは、特に空力特性に重点を置き開発した。空気抵抗係数は標準仕様車両と同じ0.31を確保しながら、風洞実験によりハンドリング特性の向上を図った。
この新しいエアロキットは、911ターボクーペの480PSというパワーとマッチした理想的な空力特性が得られるほか、全体としての調和の取れたデザインが、フロント / リア両方での揚力係数のさらなる低減につながると、している。この結果、高速走行時に、より高い操縦安定性が得られる。
このキットはトータルでのエアロダイナミクスを考慮してデザインしているため、フロントおよびリア用キットをセットで装着することが必要。
また、キット装着時には、ドアシルカバーおよびリップスポイラーが車体同色となる。
このエアロキットの価格は新車受注時のオプション価格では94万5000円。テクイップメントでの扱いでは105万7350 円(塗装取り付け工賃別)で、納車後の後付けも可能。