ポルシェ07年7月期決算…収益、売上高、販売台数が過去最高

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ポルシェ07年7月期決算…収益、売上高、販売台数が過去最高
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ポルシェAGは、2007年7月期の収益、売上高、販売台数が最高となったと発表した。

税前利益が前年度の21億1000万ユーロから58億5700万ユーロへと倍増した。35億9300万ユーロに上る株式オプション取引の影響も寄与した。ポルシェが所有するフォルクスワーゲン社の株式の株価再評価として5億2080万ユーロを特別利益に計上した。ポルシェグループの剰余金(税引き後利益)は、42億4200万ユーロで、1株あたりの利益は、普通株式で239.80ユーロ、優先株式で239.86ユーロとなった。

2008年1月25日にポルシェアリーナで開催される年次株主総会では、普通株式1株あたり6.94ユーロ、優先株式1株あたり7.00ユーロへの増配を提案する。また、多額の特別利益を考慮し、普通株式および優先株式1株あたり15.00ユーロの特別配当も提案する。このため、配当支払い総額は3億8450万ユーロとなり、前年度比45%増となる。

一方、株主総会では、個人投資家によるポルシェの株式の取引を活性化するため、1:10の株式分割と株式資本の組み直しも提案する。現在、ポルシェ オートモービルホールディングSEの4550万ユーロの株式資本は、普通株式875万株と優先株式875万株で構成されている。株式分割後の1株あたりの計算上の株式資本を1.00ユーロとするため、利益準備金を使って株式資本を1億7500万ユーロに増資し、その後、これを普通株式8750万株、優先株式8750万株に再配分する。この結果、現在普通株式または優先株式を1株所有している株主は、株式分割後はその株式を10株所有することとなる。

同社の2007年7月期の新車売上台数が前年度比0.7%増の9万7515台となり、最高となった。連結売上高は同3.4%増の73億7000万ユーロと過去最高だった。ニュー『911ターボ』などの高価格帯の車両の販売が好調だったのが主因だ。

《レスポンス編集部》

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