ジャガー&ランドローバージャパンは、ジャガー『XK』/『XKR』に採用されたエアバッグ式デプロイアブル・ボンネットシステム(歩行者頭部保護装置)が輸入車として初めて国土交通省の正式認可を受けたと発表した。
ジャガーデプロイアブル・ボンネットシステムは、2006年7月に発売開始されたジャガーXKに初採用された。
システムは、車両前部に歩行者が接触するとフロントバンパーに装着された歩行者接触センサーが検知し、エアバッグの展開方法と同様の構造で瞬時(0.03秒)にボンネット後方を約130mm上方に引き上げ、ボンネット下に多くの緩衝領域を生み出す事により、歩行者頭部の傷害を軽減する安全装備だ。
国土交通省の規定では、XK/XKRの歩行者頭部保護対策基準は2012年8月末までに認可を受ける必要があり、この基準認可期限を大幅に先取りしたもので、輸入車としては初の正式認可となった。
新世代ミディアムサイズサルーンのジャガー『XF』(2008年5月日本発売予定)にも第2世代のデプロイアブル・ボンネットシステムが装着される。