ホンダは、太陽電池の製造・販売を手がける子会社の「ホンダソルテック」が、同社工場の開所式を行ったと発表した。式典には、潮谷義子熊本県知事も出席、ホンダからは福井威夫社長など、約80人が参列した。
ホンダの次世代型太陽電池は、材料にシリコンを使わず、銅-インジウム-ガリウム-セレン(CIGS)化合物薄膜を使用することで、製造過程での消費エネルギーを、従来の結晶シリコン系太陽電池と比較して約半分に抑えることが可能で、製造時から環境に優しい太陽電池とうたっている。
すでに10月から量産を開始、国内の一般家庭向けに全国販売を展開しており、来春には年間生産能力が27.5メガワット、約9000世帯分に達する見通しだ。
製品を取り扱う販売店は、現在の80拠点から、2008年中には200拠点を超える規模に増やし、販売を加速させる意向だ。