富士重工業(スバル)は31日、2007年9月中間決算の発表を行った。そのなかで、森郁夫社長は米国のサブプライムローン問題について触れ、「今のところそれほど影響は出ていない」と述べ、全体の消費がダウンしてくるかもしれないので、注視していきたい」と付け加えた。
ただ、富士重工はサブプライムローン問題で一番影響を受けているカリフォルニア南部ではそれほど販売が強くなく、「これからも影響が少なくてすむと思う」(森社長)。
北米の販売についても、通期の目標台数を21万5000台(前期比4.2%増)を変更しなかった。しかし、森社長は、車種構成が少し変わってくると見ており、「9月から新型『インプレッサ』を投入しているので、その辺を伸ばして計画台数を達成していく」と力強く述べた。