東京モーターショー、ミシュランのプレスブリーフィングは、同社マスコットのミシュランマン(ビバンダム)が日本語を話すというプレゼンテーションから実施。ミシュランマンが日本語を話すのは初めて。
モニター上のCGのミシュランマンではあったが、日本語で自己紹介などを行った。日本語を教えてくれたのは、今年9月14日に日本法人の代表取締役社長として就任したばかりのベルナール・デルマス氏だそうだ。
ミシュランマンの挨拶が終わると、リアルのミシュランマンと、デルマス氏が登場。デルマス氏は、さすがに流ちょうとまではいかなかったが、全編日本語でスピーチを行った。85年に日本法人の技術部部長に就任して以来の、日本との関わり合いの長さをアピールした形だ。
ブリーフィングの内容は、タイヤから環境問題にアプローチしたもので、同社が「転がり抵抗」の改善にこれまで大きく寄与してきたことを披露。46年のラジアルタイヤ導入でころがり抵抗の約20%を削減、92年のシリカ入りタイヤで再び20%を削減。
そして、今年から発売中の新商品『ENERGY SAVER』が、高いウェットグリップ性能を保持しながらも、さらに転がり抵抗を低減させたことを訴えた。今後10年先以上も想定した環境性能のロードマップを提示して、さらなる研鑽で転がり抵抗を低減させるとしている。