トヨタ自動車が発表したコンパクト2BOXの新型車『カローラルミオン』は「Relax in Style」がテーマ。4人が快適かつ、ミニマムに移動できるものになっているという。
チーフエンジニアの藤田博也さんは、「クルマのサイズ的には、2リットルクラスに入ります。しかし1.8リットルエンジンのほかに、1.5リットルのモデルがあるので、ライバル車は『キューブ』や『スパイク』になります」と言う。
トヨタには3列シートを備え、ファミリーに向けている『シエンタ』がある。5ナンバーちょいオーバーカーには『イスト』もある。しかし、ルミオンのホイールベースはイストよりも140mmも長い2600mmになっているので、室内も広い。4人が快適に移動できることを目指したという。
藤田さんは、「プラットフォームは『オーリス』『マークXジオ』などと共有しているので、走りの面では充分なキャパシティを備えています」ともいう。
「トヨタ車から乗り換える方の幅も広くなるだろうと思っています。ユーティリティに不満のでてきた先代『bB』のお客様や、3列シートが必要なくなったミニバン卒業生の方、子供の手が離れて、つりやガーデニングに勤しむシニアなどがそれにあたると考えています。クルマに窮屈さを感じていた方ですね」と、藤田さんは言った。