ポルシェAGは、暫定的数値として2007年7月期の連結業績で、販売台数が前年同期比0.7%増の9万7515台、売上高が同3.4%増の74億ユーロを記録し、ともに過去最高となる見通しを発表した。
ポルシェ『911』が同8.8%増の3万7415台と過去最高となったなったことが貢献した。新型「911ターボ」や「911GT3」、「911タルガ」が順調だった。
また、モデルチェンジの切り替えで、3か月間販売を停止していたスポーツSUVの『カイエン』は、3万3943台と、同0.6%減にとどまった。
販売台数の地域別では、北米での販売台数は3万3576台で、同10.3%減となったものの、ドイツでは同2.8%増の1万4314台となった。このポルシェにとっての2大個別市場以外の販売台数は、同9.2%増の4万9625台となった。中国やロシア、日本で好調だった。
全体での生産台数は10万1844台で、前年度の10万2602台と比べて微減だった。