曙ブレーキ工業は、伊藤忠商事と産業機械・鉄道車両用ブレーキを販売する合弁会社を設立することで合意したと発表した。
曙ブレーキと伊藤忠は、昨年12月に業務提携を締結したが、今回合弁会社を設立し、曙ブレーキが製造する産業機械・鉄道車両用ブレーキは、伊藤忠グループの商圏や販売ノウハウを活用することで、特に海外市場の開拓に注力する。
新会社は「曙ブレーキ産機鉄道部品」で、資本金は3億円。曙ブレーキが60%、伊藤忠オートモービルが40%出資して10月1日に設立する。
当面は市場調査を行ない、海外向けビジネスの拡大を図り、2006年度に約100億円だった曙ブレーキの産業機械・鉄道車両用ブレーキ事業を、2010年度には150億円に引き上げる計画だ。