【ガーミン社の歴史】
1970年代:米国防総省によりGPSが開発される。
1990年:台湾にて二人の技術者Gary Burrell と Dr. Min KaoによりGARMIN社が創設。
1991年:GARMIN最初のプロダクツであるGPS100AVDをリリース、その文庫本サイズのGPSは$1,000のプライスで、主に小型機やスモールボートで使用された。
1997年頃:カーナビゲーション市場への足ががりとなった、地図表示可能なモデルをリリース。
1998年:ストリートパイロットシリーズを発表、パソコンと接続して詳細な地図情報を転送する事が可能になった。
1999年:11月に「eTrex」を発表。それまでのハンドヘルドGPSのデザインを踏襲したスタイリッシュな外観とライト&スモールという特徴を持ち、実売価格$99という低価格で、その年のクリスマスギフトとして人気商品に。ハンドヘルドGPSを世間に認知させる大きなきっかけとなった。2007年現在、殆ど当時と変わらない内容で継続販売されている長寿モデルでもある。また、この年カラーディスプレイを備えた「GPS12CX」もリリース。
2000年:東西冷戦終結から約10年後経った5月、クリントン米国大統領(当時)の決定により、それまでGPSシステムに混入されていた誤差信号が停止された。それまでGPSの測位誤差は50m程度であったが5m程度へと、約10倍の精度アップが図られた。ピンポイントでの測位が可能に。
2001年:「StreepPilotIII」がBMWモーターサイクルK1200LTEに純正採用。「詳細地図が表示できるeTrex」として、アウトドア用モデルでは後のヒットモデルとなる「eTrex Legend/Vista」をリリース。
2002年:共同経営者であったGary Burrellが65歳でリタイア。この年Investor's Business Dailyの調査によると、GARMIN社は米国GPSマーケットの50%以上のシェアを占め、航空機GPSマーケットでは実に80%以上のシェアを獲得。
2003年:米NASDAQ-100indexに加えられる。この年、GARMIN社が特許を持つGPSトランシーバー「RINO」をリリース。会話するオペレーター同士で、機器に表示される地図上で相手の位置が確認できる機能を持つ。
2004年:ポケットサイズのカーナビゲーション「Quest」をリリース。
2005年:交差点名称を読み上げる音声案内を備えたポータブルカーナビゲーション「nuvi350」をリリース。タッチパネルと使いやすい操作画面、そして、MP3プレーヤーや通貨変換機能などの付帯機能を備える。2006年度の米国ポータブルナビゲーション市場でのシェアは50%超。
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