アメリカンホンダでは、08年モデル『パイロット』に「バリューパック」(VP)と「スペシャルエディション」(SE)を追加、販売のてこ入れを図る。
VPは従来の「LX」グレードに代わって登場する仕様。SEは「EX」にさらに装備を追加したラグジュアリーパッケージで、価格はEXより2000ドルほど高めになる。
VPに含まれるのはリアプライバシーグラス、アロイホイール、XMサテライトラジオ、6ディスクCDチェンジャー付きオーディオ、オーディオコントロール付きステアリングホイール、ルーフレイル、ボディと同色のドアミラー、ドアハンドル、リアスポイラーなど。
SEにはEXのフルスタンダードに加え、DVDリアエンターテイメントシステム、XMサテライトラジオ、ムーンルーフ、115ボルトパワーアウトレット、コンソールライトなどが付く。
アメリカンホンダ副社長、ディック・コリバー氏は、「VPとSEを新たにラインナップしたことでパイロットの選択の幅が広がり、また新しい2つのパッケージが提供する価値の高さはユーザーを満足させるに充分なもの」と語る。
2007年モデルの中型SUVとして「もっとも安全性が高い」と評価されているパイロット。新たなパッケージでSUV不振の時代への切り込みを狙っている。