VW『ゴルフヴァリアント』の上級モデルのスポーツラインには、『ゴルフGTI』と同じ200psを発揮する2リットルの直噴ターボエンジンが搭載されている。
マーケティング部の山崎信雄さんは「スポーツラインにはパワフルな200psのTSIエンジンだけではなく、スポーツサスペンションやスポーツシート、パドルシフト、17インチタイヤなど、スポーティな走りを実現するさまざまなアイテムが多数標準装備されています」という。
実際にスポーツラインの走りはコンフォートラインよりも、はるかにスポーティな仕上がりを見せている。200psのエンジンはラフにアクセルを踏み込んで発進すれば、簡単にホイールスピンを起こすぐらいパワフルなのだ。加えてサスペンションもスポーツドライビングに対応できるぐらいのスタビリティの高さを持っている。
もちろんESPが標準装備されているので、安全かつ容易にその性能を引き出すことができる懐の深さも兼ね備えている。
さらに、トランスミッションにはパドルシフトを装備していて、6速DSGを駆使した心地よいシフトワークが楽しめるのも魅力だ。
スポーツサスペンションを装着しているので、多少乗り心地が硬かったり、あまりにもパワフルなので、トルクの立ち上がり方が強力すぎると感じる場面もあるが、それもこのクルマの持ち味のひとつといえるだろう。
GTIと同じ心臓を持つゴルフヴァリアントのスポーツラインは、上質な内外装に似つかわしく、ホットな走りも受け止めてくれるスポーティなワゴンに仕上がっている。