5世代目の『ゴルフ』をベースとしたワゴンモデルのVW『ゴルフヴァリアント』のエクステリアは、先代のゴルフワゴンに比べて大幅に洗練されたスタイルを手に入れた。
全長が先代に比べて165mmも延長され、全体的に丸みを帯びたデザインを採用したことで上質感が高まり、ひとクラス上の車格感を獲得しているのだ。このサイズとエクステリアなら、BMW『3シリーズツーリング』やメルセデスベンツ『Cクラス ステーションワゴン』と並んでも、何ら引けを取らない存在感を持っている。
マーケティング部の山崎信雄さんは「ゴルフヴァリアントのエクステリアはゴルフというよりも、『ジェッタ』と共通のテイストを持つフロントマスクを採用し、上質感を高めています」と説明する。
「リヤビューも横に大きく広がるリヤウインドや、コンビランプをテールゲートではなくリヤフェンダー部分で完結することで、ラゲッジルームの広さを視覚的に感じさせるデザインを実現しています。ゴルフヴァリアントには、フォルクスワーゲンの新デザインコンセプトが、数多く導入されているのです」
先代までのゴルフワゴンは平面的なデザインで、あくまでもゴルフのワゴンモデルというイメージが強かったが、ゴルフヴァリアントの上質なデザインはオリジナリティが強く、ハッチバックとは別に独自のスタイルを確立しているように見える。この洗練されたエクステリアも、ゴルフヴァリアントの大きな魅力だ。