BMW M3 クーペ 発売へ

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BMWジャパンは、新型『M3クーペ』を9月15日から販売開始すると発表した。

今回の4世代目となるM3クーペは、BMW M社のエンジニアによる技術を詰め込み、新しいエンジン、ドライブトレイン、シャシーに、軽量かつ剛性の高いボディを持つ。

M3クーペの「心臓部」には、最新のV型8気筒エンジンを搭載。高回転型エンジンのコンセプトを採用した排気量3999ccの新型V8エンジンは、最高出力420psを8300rpmで発生し、最大トルクは400Nm/3900rpmを発揮する。最大トルクの約85%以上を2000−8400rpmのエンジン回転域で一貫して利用できる。0-100km/h加速性能は4.8秒。

また、この新開発V型8気筒エンジンは、軽量化とエネルギー効率の向上も追求した。クランク・ケースにアルミニウム合金を採用し、先代(E46)M3の直列6気筒3.2リットルエンジンより15kg の軽量化を実現した。

エネルギー効率の向上のため、新たにブレーキエネルギー回生システムを採用した。このシステムはブレーキを踏んで減速している時と、アクセルペダルを戻して走行している時に、燃料を使わずにバッテリーを充電するシステム。

バッテリーの充電が十分な場合、加速中のオルターネーターの駆動をカット、エンジンパワーがオルターネーターに取られないため、燃料の消費が抑えられ、また、フルスロットル時には加速力が高まる。

さらに、M3クーペのルーフはカーボンファイバー製ルーフを標準装備し、軽量化と重心の低下を図った。このため、ロールも減少し、あらゆる走行状況で敏捷性とダイナミック・パフォーマンスを向上させたとしている。

フロントサスペンションは新設計で、リヤ・サスペンションもローワー・トレーリング・リンクを除いて全ての部品を新設計した。新しいサスペンションは徹底的な軽量化と剛性のアップを図ったのが特徴で、フロントのパーツは全てアルミニウム合金製、リヤも鍛造アルミニウム合金製アームやアルミニウム合金製ダンパーを採用し大幅な重量低減を実現した。

このほか、高性能ベンチレーテッド・ドリルド・コンパウンド・ディスクブレーキを採用し、100km/hから停止するまでの減速はわずか2.6秒、35m以内で停車する。

価格は996万円。

《レスポンス編集部》

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