東京いすゞは、子会社のイワフジ工業を新明和工業に売却すると発表、本業である商用車の販売・サービスに事業を集中させるためとしている。
東京いすゞはイワフジに79.77%出資する筆頭株主。新明和は13億5000万円でイワフジを買収する。
イワフジは、林業機械の製造・開発を目的に岩手富士産業として設立、東証2部にも上場したが、経営悪化から会社更生法による更正手続き申立てを行い、1971年に上場廃止となった。
東京いすゞがスポンサーとして経営再建に乗り出し、1980年に更正手続きを終了した。その後、東京いすゞは、社名変更したイワフジを子会社化した。
イワフジは再び業績不振となっており、2003年には東京いすゞを引き受け先とする第三者割当増資を実施した。