旧型『ゴルフワゴン』では、エンジンの違いで3グレードあり、NAの1.6リットルエンジンを搭載した249万9000円の買いやすいモデルが存在した。新型の『ゴルフヴァリアント』は2グレードで、下位の「TSI」でも約300万と、少し買いにくくなってしまった。
現時点で発表された2グレードは、過給機付きのどちらかというと高性能エンジン。トランスミッションも「DSG」と、決して安くないメカニズムを搭載している。また、ボディの大型化など、旧型に比べて進化しているところもある。
それに対し、マーケティング統括部商品企画課の山崎信雄氏は「以前は250万円くらいのクラスがあり、その需要もあったので、対応するべく検討はしている」として、下位グレード導入についてコメントした。
具体的な時期や価格などについてのコメントはなかったが、走りのパフォーマンスを多少犠牲にしても、低コストでゴルフ ヴァリアントに乗りたいというユーザーには期待が持てそうだ。
なお、フォルクスワーゲンの日本法人といえば、ディーゼルエンジンの導入に前向きな姿勢を見せているが、導入については現時点では具体的な計画はなく、すべて未定とのことだ。