インターフェイスも改良が施された
「スマートループ」を採用したことによって、パイオニア「カロッツェリアサイバーナビ」のルート品質はさらに向上した。
サイバーナビはスタンドアローンで使ったとしても優れた機能を発揮するが、07モデルは携帯電話と接続することでその性能をフルに発揮する。06モデルから始まった蓄積型プローブに加え、ユーザーの実走行データを用いて、VICS情報提供外道路の渋滞情報を提供するリアルタイムプローブの情報も使えるようになったため、携帯電話で情報を取得しながら走った方が目的地までスムーズに走ることができるからだ。
ナビが引くルートも良くなったが、それをドライバーに伝えるための手段である地図もサイバーナビは見やすいものを採用している。
シーンや目的にあわせ、6種類の地図を用意。地図に表記される文字を拡大させることや、施設や道路を重視して表示させる「マップイコライザー」機能も備わっている。お仕着せの地図ではなく、自分の見やすい状態にカスタマイズできることが特長だ。サイバーナビのモニターはVGAなので、地図は細かいところまで見やすい。
周辺検索も使いやすくなった。これまではコンビニエンスストアにしても、ガソリンスタンドにしても距離表示だったが、07モデルではルート上にある場所まで「○分後」といった時間表記になった。距離よりも時間の方が感覚的に把握しやすく、心の準備もできやすいことに気づかされた。これは他のナビにはない、サイバーナビの良いところのひとつでもある。