地デジは4チューナー/4アンテナを新たに採用
各メーカーは地上デジタルに力を入れてきているが、07モデルのサイバーナビも地上デジタルチューナーを同梱したものが主力となる。同梱されるチューナーは4チューナー/4アンテナの最新モデルだ。
これは前部2アンテナ+後部2アンテナで12セグの電波を受信。それを復調LSIで集約し、良好な受信データに変換するというもの。4アンテナの合計値が受信に必要な信号レベルに達していれば、ある程度は電波状況が悪い場所であっても12セグの番組を受信し続けるようになっている。
従来の2チューナー/2アンテナモデルでは、ワンセグに切り替わってしまうエリアもあったが、4チューナー/4アンテナの新型では12セグで受信できるエリアが確実に広がった。
さらに親局エリアを外れても、中継局の電波を自動でキャッチする「オート中継局サーチ」という機能も備わっている。手動でのチャンネル切り替えを行うことなく、見ていた番組を継続して受信してくれるのはいい。
チューナー別売モデルも用意されていて、テレビを重視しないという方にはこちらがお勧めだ。別売のチューナーは前述の4チューナー/4アンテナ、2チューナー/2アンテナだけではなく、ワンセグ専用やアナログチューナーも用意されている。07モデルのサイバーナビはアナログチューナーを削るという、思い切ったことをしてきたので、まだまだアナログチューナーが必要という方は別売品の購入をお忘れなく。
音楽再生の強さは相変わらず。バーブラウン製の96kHz高性能D/Aコンバーター、32bit浮動小数点演算も可能なDSP、50W×4のPower MOS FETアンプを搭載。車室内の音響特性を自動測定し、5.1chと2chそれぞれに最適な調整を行う「オートTA & オートEQ」によって、そのクルマごとに合致した音響空間を作り出すことができる。
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