18日、日本発表されたVW(フォルクスワーゲン)『ゴルフヴァリアント』(発売は9月3日)に用意されるグレードは「コンフォート」と「スポーツ」の2つ。エアバッグやESP(横滑り防止装置)などの安全装備は共通となっていて、グレードの性格の大きな違いは、エンジンとなっている。
「TSIコンフォートライン」は、「ゴルフGT TSI」と同じ、スーパーチャージャーとターボの2つの過給機の付いた、170PSの1.4リットルエンジンを搭載、燃費は14.0km/リットル。
「2.0TSIスポーツライン」は、「ゴルフGTI」と同じ、ターボが付いた、200PSの2リットルエンジンを搭載、燃費は11.2km/リットル。
フォルクスワーゲンでは、これまで、2つの過給機スーパーチャージャーとターボを搭載した1.4リットルエンジンに「TSI」の呼び方を使ってきたが、これからは「直噴+過給システム」のガソリンエンジンを「TSI」として呼称していくといい、ゴルフGTIと同じ2リットルエンジンも、TSIと呼ばれるようになった。
両グレードとも、「高性能と低燃費の両立」というイメージのついた「TSI」と、6速トランスミッションの「DSG」が組み合わされるなど、フォルクスワーゲンの最新テクノロジーが満載といった感じ。
その他の特徴としては、2.0TSIスポーツラインでは、パドルシフトをはじめ、ヘッドライト、シート、サスペンション、タイヤなどに、スポーティな装備を採用している。「電動パノラマスライディングルーフ」は、全車でオプション装着でき、「レザーシート」は2.0TSIスポーツラインでのみ装備ができる。
価格は、TSIコンフォートラインが296万円、2.0TSIスポーツラインが335万円と、フォルクスワーゲンではきわめて競争力の高い価格設定にしたとのこと。