トヨタ自動車は、新潟県中越沖地震で、リケンの工場が被災し、部品の手当てができないことから、19日夕方から国内の全工場の生産ラインの操業を停止すると発表した。
リケンはピストンリングなど、エンジン部品を生産する大手部品メーカーで、地震で工場が被災し、現在操業をストップしている。トヨタは「カンバン方式」で部品の在庫を極力持たずに生産しており、エンジン部品の在庫が19日に尽きる見通しなため、操業停止を決めた。
トヨタは200−300人規模の人員をリケンに派遣して、早期復旧を支援する。
リケンの生産停止で、トヨタ以外にも、スズキ、三菱自も操業停止を決定しており、日産自動車やダイハツ工業、ホンダなども今後操業停止に追い込まれる可能性が高い。