【BMW ハイドロジェン7 試乗】気がつくか、つかないか

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BMWは21日より、水素内燃機関駆動の量産車『Hydrogen7』(ハイドロジェン7)の一般向け同乗試乗会を、東京臨海都心の日本科学未来館を拠点に開始する。それに先立つ18日、メディア向け試乗会が開催された。

実際に運転してみてのフィーリングは、水素使用時もガソリン使用時もほとんど差異がないというところ。Hydrogen7はガソリンも使えるデュアルフューエル式だ。

それもそのはずで、どちらの燃料でもほぼ同じ出力特性になるように、調整されているからだ。現段階の技術では、同じ排気量だとガソリンの方がパワーが出る。そのため、水素に切り替えたときにパワーがなくなる感覚が運転者に伝わってしまわないようにしてあるというわけだ。

では、水素に合わせてあるために「パワーがない」のかというと、まったくそんなことはない。踏み込めばシートに押しつけられるほどの加速感があり、「水素駆動=馬力がない」というイメージを払拭してくれる力強さがある。

切り替えは、ハンドル右下にある「H2」ボタンを押すだけ。切り替えは走行中でも行えるので実利的だ。切り替えるとメーターの表示が一部変わるのだが、それ以外ではエンジン音が水素使用時の方が若干高くなる。エンジンをかなり回すとそれがわかりやすくなるが、市街地を普通に走っている分には“気がつくか、つかないか”というほど。

なお、一般向けの試乗会は助手席での同乗となり、21日から8月9日まで開催。休館日の月曜を除く毎日実施しており、同館1F会場内の「モビリティの現在・未来:水素エネルギー展」会場内にて受け付けとなっている(入場には入館料が必要)。

《デイビー日高》

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