ホンダは、ガスエンジンで発電し、同時にエンジンの排熱を利用して給湯する高効率家庭向け熱電併給システムのコアユニット「家庭用小型コージェネレーション(熱電併給)ユニット」の国内販売台数が、2003年の発売以来、5万台に達したと発表した。
家庭用小型コージェネレーションユニットと排熱利用の給湯暖房ユニットで構成するシステムは、「ECOWILL(エコウィル)」のブランドで各ガス会社で販売している。
家庭用小型コージェネレーションユニットの総合エネルギー効率は85.5%という高レベルで、ECOWILL5万台分の年間CO2排出低減効果は約4万2000トン。ホンダでは樹木300万本分に相当するとしている。
環境意識の高まりに伴って、家庭用小型コージェネレーションシステムの需要は増加しており、日本ガス体エネルギー普及促進協議会は「ECOWILL(エコウィル)」の2010年度末までの累計普及目標台数を23万5000台に策定している。
また、米国では今年3月から、ホンダの家庭用小型コージェネレーションユニットと排熱利用の暖房ユニットで構成されるシステムを「freewatt(フリーワット)」のブランドでアメリカン・ホンダモーターカンパニーリミテッドと米国クライメート・エナジー社が共同で販売を開始している。