今回のパーク&ライドサービスは、タイムズの発行する会員カード「Times Club Card」と、OSAKA PiTaPaが持つFeliCaカードの拡張機能「FeliCaポケット」を連携させて使う。
パーク&ライドサービスを受けるには、まず最初に駐車場内の事前精算機でOSAKA PiTaPaとTimes Club Cardの情報を連携させる「サービス登録」を行う。登録作業は初めて使う時だけなので、2回目以降は必要ない。
パーク&ライド割引は、駐車場利用と同じ日に最寄りの住之江公園駅での鉄道もしくはバスの利用履歴があれば適用される。事前精算か出場時の精算で、駐車券とTimes Club Cardを精算機に入れ、その上でリーダー/ライターに「OSAKA PiTaPa」のカードをかざすと、OSAKA PiTaPaカード内に記録された利用履歴情報が参照されて、割引対象かどうかが判別される仕組みだ。
今回のパーク&ライドサービスはまだ実証実験のため、利用時に駐車券とTimes Club Card、OSAKA PiTaPaカードが必要になり、操作がやや煩雑な印象は否めない。だが、将来的にこれらの機能が1枚のFeliCaカードにまとまっていけば、面倒な手続きや操作なしに「駐車場にクルマを置いて、公共交通に乗り換えるとおトクになる」シームレスなサービスが実現できるだろう。