富士重工、森郁夫社長は5日に東京・有明で開いた発表会で、新型スバル『インプレッサ』の販売計画について「世界トータルで年12万台に挑戦する」と語った。
3代目となる新モデルは「当社のグローバルスタンダードカーとして開発した。本日の日本発表を皮切りに順次、世界市場に投入する」とし、8月には最量販市場である米国で発売する計画だ。
日本は年間3万台(月2500台)と全体の販売計画の4分の1にとどまるが、米国では半数近い5万4000台規模を目指す。このほか、欧州が2万4000台、豪州などその他地域が1万2000台という内訳。
インプレッサは、昨年6月に就任した森社長が初めて投入する新モデル。今期(2008年3月期)の業績予想は、国内乗用車メーカーでは最も減益幅が大きく厳しい状況にあるだけに「インプレッサで流れを変えたい」と、初の新モデルに反転の思いを託している。