トヨタ『プレミオ』『アリオン』というと、落ち着いたセダンの印象が強いが、2代目となる新型(4日発表)のインテリアでは新しい試みにもチャレンジしている。
プレミオ/アリオンの開発責任者を務めた第2トヨタセンターの日高達郎さんは「新型のインテリアに使われている木目調パネルには、木の温もりを感じていただけるよう、本物の木目のような細かい凹凸を設けています。これはトヨタ車では初めての試みで、新しい高級感を演出してくれていると思います」という。
ほかにもインテリアには、ドア内側のグリップ部分に細いシャープな造形を用いたり、シフトレバーまわりにシルバー加飾を施してスポーティなテイストに仕上げるなど、先代とは違った精悍さが感じられる。
日高さんは「あまり落ち着き過ぎてしまいますと、若い年代の方に訴求できなくなってしまうので、インテリアは見映えや手触りにこだわり、新しい上質感を追求しました」とコメント。
確かに新型のシャープなインテリアなら、30代や40代の人にも好感を持たれるに違いない。この大きくデザインが変わったインテリアも、プレミオ/アリオンのみどころのひとつだ。