スズキ『スイフト』がマイナーチェンジを行なったのと同時に『スイフトスポーツ』も小変更が実施された。
エクステリアでは大きな変更はなく、ウインカー内蔵ドアミラーが採用された程度。インテリアもリヤシートアレンジが標準車と同じ仕様に改良され、オプションのレカロシートのシート生地が赤からグレーに変更された程度なので、標準車ほど内外装に変更点はない。
ただし、走行性能については気になる変更点がいくつかある。まずは5速MT車のギア比が欧州仕様と同じレシオに変更され、より加速感を向上させているのだ。同時にエンジンのレブリミットも6800rpmから7200rpmに進化させている。
また、サスペンションのブッシュ類も欧州仕様と同じタイプに変更され、さらにカットオフスイッチ付きの横滑り防止装置(ESP)も標準装備された。
スイフトのチーフエンジニアを務めた津川和也さんは「スイフトスポーツのMT車に関しては1速のギヤ比を長めに変更し、同時に最終減速比を短めに変更したので、小気味よいシフトワークと加速感が味わえるようになりました。また、レブリミットも高めていますので、操る楽しみが向上していると思います」
「足まわりに関しても欧州仕様と同じブッシュを採用することで、定評のあるハンドリングをさらに磨き上げています」という。
走りに関しては評判がよかったスイフトスポーツだが、今回の改良で以前にも増して走らせて楽しいモデルに進化しているようだ。