ケンウッド06年度決算…減収減益 オーディオ市況悪化

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ケンウッドが発表した2007年3月期の連結決算は、当期純利益が市販製品の収益悪化と前年同期に67億円計上した特別利益の減少で前年同期比74.0%減の61億円にとどまった。

売上高は、同7.9%減の1836億円と落ち込んだ。COM事業が増収だったものの、市況悪化や新車市場の低迷でCE事業が低迷、HE事業も戦略転換した影響で全体の売上げが減少した。

営業利益も市販分野の競争激化とOEM分野の先行開発負担の増加でCE事業が悪化などで収益率が悪化、同35.3%減の56億円、経常利益も同52.1%減の23億円と半減した。

2008年3月期の見通しは売上高が同8.2%増の1830億円と増収を見込んでいる。営業利益は諸施策の成果で各事業で収益拡大または損益改善が進む見通しで、同47.8%増の83億円、経常利益は同113.8%増の50億円、当期純利益が同152.2%増の40億円を見込んでいる。

《レスポンス編集部》

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