「ガレージングEXPO」(11−13日、東京ビッグサイト)で、一番大きなブースを構え、力が入っていたのがトヨタホームだ。同社が提案したガレージの周りには黒山のような人だかりができており、来場者が大きな口を開けて眺める姿が目立った。
というのも、そのガレージには『2000GT』が置いてあり、しかも同車がリフトによって上下したからだ。これで自宅でも整備工場さながらの作業ができるというわけだ。
しかし、まだ販売実績はない。「現在、商談中の案件がいくつかあり、ほとんどが輸入車の所有者」とトヨタホーム関係者。なんでもリフトを設置するために170万円も費用がかかり、コスト的に高いということがある。
なかには「故障が少ないトヨタ車には不必要では」(同社関係者)との声もあるが、トヨタ車に乗る一般のユーザーにはなかなか買える値段ではないことは確かだ。