全米保険犯罪協会が2006年に最も盗難件数が多かった車ワースト10を発表した。全体として盗難件数は2005年に比べて5%減少しており、ニューヨーク、ロサンゼルスといった大都市部での減少が目立つが、大都市の郊外では逆に微増という結果だった。アメリカの自動車窃盗はパーツ狙いのため年式の古い車がターゲットになることが多いが、ワースト10の結果もそれを見事に証明している。10車種のリストは以下の通り。1:1991年型ホンダ・アコード2:1995年型ホンダ・シビック3:1989年型トヨタ・カムリ4:1994年型ダッジ・キャラバン5:1994年型日産セントラ6:1997年型フォードF150シリーズ7:1990年型アキュラ・インテグラ8:1986年型トヨタ・ピックアップ9:1993年型サターンSL10:2004年型ダッジ・ラム・ピックアップやはりベストセラーモデル、ホンダ『アコード』や『シビック』、トヨタ『カムリ』、フォード『F150』ピックアップなどが多い。また新しい年式の車には高度なセキュリティシステムが搭載されている場合が多く、年式の古いものがターゲットになりやすいのも傾向として指摘されている。警察ではGMのオンスターのようなGPS搭載のカーマルチメディアシステムを搭載することで盗難そのものも、盗難後の発見率も飛躍的に高まるとしているが、自動車泥棒を根絶やしにするのは難しそう。