【D視点】フロンティアスピリットは健在なり…ハマーH2

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 カウボーイの相棒

アメリカのクルマの黄金時代は、大量のメッキや、テールフィンをまとったワイド&ローなキャデラックや、クライスラー『ニューヨーカー』などに代表される1950年代から、ポンティアック『GTO』、ダッジ『チャージャー』そしてフォード『マスタング』など、マッスルでスピード感あふれる1960年代迄の20年間を指す。

その後の、アメリカらしくないアメリカ車を見るにつけ寂しくなるが、アメリカ人の大胆さや冒険心のようなもの、いわゆる「フロンティアスピリット」は今でも失っていないような気がする。

フロンティアスピリットと言っても、筆者には映画のイメージが大きい。『駅馬車』、『荒野の決闘』、『黄色いリボン』、『シェーン』、そして『アラモ』などの名シーンを思い浮かべながら、映画音楽のメロディを口ずさむと胸が熱くなってくるのだ。熟年には青春の思い出や、味わい深いアメリカが浮んでくるであろう。そこには、頼もしい馬の姿も欠かせない。

アメリカのユーザーは「フロンティアスピリット」をカタチにしたようなクルマを待ち望んでいるのだと言いたいのだ。ミリタリーから発展したH2のタフでダイナミックなデザインは、そんな気分を感じさせてくれる。

現代のカウボーイの信頼できる相棒、それがH2の魅力としたら、フロンティアスピリットはアメリカ人だけのものではなく、世界の人々の心に潜在的に存在しているような気もする。

D視点:デザインの視点
筆者:松井孝晏(まつい・たかやす)---デザインジャーナリスト。元日産自動車。「ケンメリ」、「ジャパン」など『スカイライン』のデザインや、社会現象となった『Be-1』のプロデュースを担当した。

《松井孝晏》

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