ソニー『nav-u』(ナブ・ユー、NV-U1)は別売のビーコンユニットを取り付ければ、VICS情報にも対応する。ただし、FM多重放送には対応していないので、VICSの電波ビーコンと光ビーコンの情報を受信するものだ。
今回、このビーコンユニットも取り付けていたので、地図にも渋滞情報が反映されていた。FM多重放送対応でないと、ビーコン周辺しか情報が受信できないが、都市部ではそれほど不便なことはないと思う。実際、テストに使用した車には純正ナビがついており、これがFM多重放送のVICSに対応しているものだが、表示される渋滞情報はほとんど差異はなかった(テストは神奈川県川崎市、横浜市周辺)。
ビーコンユニットがついていると、ルートガイドも渋滞情報を考慮したものになる。ルートガイド走行中にビーコンを受信し、ルート上に渋滞があると、音声メッセージとともに迂回路に切り替えてくれる。このとき、幹線道路をルートから避けるため、通常のナビでは案内ルートの対象にしないような細い路地まで使ってくれるようだ。