4月1日にホンダの日本営業本部長に就任した近藤広一専務は、25日の決算発表の席上、今年度の国内販売(小売ベース)は前年度並みの69万台強を目指すと表明した。
近藤専務は国内営業の強化について、「販売網整備、生産体制、開発強化の三位一体で取り組み、コンスタントに年70万台を達成したい」と語った。
軽自動車については八千代工業の子会社化により生産体制の強化に乗り出しているが、本田技術研究所も「軽のモデルを強化する」との方針を示した。
今年度は登録車が前年度比でプラスに転じる計画としており「秋口に(新型)『フィット』を投入する」計画を明らかにした。近藤専務は6月末の株主総会後に副社長に昇格、同社のナンバー2として福井威夫社長が「今年度の優先課題」としている国内営業の巻き返しに取り組む。